1gのこだわり

BLOG開発

一昨年から開発スタートし、5シーズンみっちりテストしまくった新作

【UK BW170F】

ウェイク系を作って欲しい・・・そう呟くスタッフに応えて作ってはみたものの・・大口系のルアーは絶対やりたくない・・

ウェイク系なのに大口ではなくリップ系でやりたい

そうなると顎下から大型リップを垂直付けしか方法もしくはジョイント系にするしかなく・・

飛ばないルアーになっちゃうんですよね・・

という事で・・・

レンジはウェイク系ですが、アクション自体はロール系ウェイクというところに落ち着きました。こうなると飛距離もかなり出るサブサーフェス系ルアーが作れる様になります

ここで絶対に避けなければならないのは、条件に関わらずレンジは出来る限り入らないようにする事。スローリトリーブでも引き波が出せるレンジキープ力を保持させる能力をメインに添えました

サンプル数も結構増えましたが、このレンジキープを真っ暗な海でも保持させるには釣り人がコントロールするというよりは、見えないままでもしっかりとアクションとキープが出来るルアーそのものの性能が大事です

そしてサブサーフェス系ルアーで意外に大事なのが「音」。

ラトルというより移動ウェイトのラトル音を優先し設計しました。

この「音」に関しては特にしっかりと検証しました。何故かというと・・この「音」に関して大いなる勘違いをしているからです。優秀なマルジンスタッフですらこの勘違いをしていた事からも、恐らく多くの方が沼にハマってるかも知れません

めっちゃ釣れてるウェイク系と、全然釣れないウェイク系(笑)の差がどこにあるのかは多分この「音」の勘違いから起きているはずです

この辺りはそれぞれの検証と経験に任されるとして・・実際検証動画を作って見せたらみんな納得してくれました。つまり思っている事と実際に起きている事にかなり乖離があるって事です。勿論、乖離があっても結果的に釣れるルアーになっているケースもあるでしょう

という感じで多くの検証から始まった開発。売れてるルアー、釣れてるルアー、売れてるけど釣れないルアー(笑)など全てを丸裸にしてデータを収集。

以前ウェイクというか表層系のルアーをプロデュースした事もあるので、その時の経験を活かした結果、生まれたのがUK BWとなります

 

続く。