チヌルアーを語ろう1/4話

BLOG四方山話

第三次チヌブームが到来ですね!

チニングって言葉、昔からやってるアングラーは嫌って使わないんですが、もう何となく固定化しましたね(笑)何だろ?チニングってバカっぽく聞こえるからホントやだなあ・・

Mリグで最初のブームが来た時から使われ始めたんですよね。広島はメバリングって造語があったので、結構スムーズに受け入れられたんですが(笑)

アジングも笑ったけど何となくしっくり来る・・

でもチニングって(笑)

せめてチヌングにしてよ(笑)

という話は置いておいて・・

チヌルアーの創世記からほぼ全てのルアーの基礎に関わってきた身としては、ちょっとだけ書いてみようかと思います。

正式に「チヌ専用TOPルアー」って表に出てきたのは確か「RA POP」というポッパーが最初ですね。朝倉君が広島に修行に来たんですが、ポッパーよりペンシルベイトの方が圧倒的に釣れるんで驚いてました。


とても良く出来たルアーでしたね。でもポッパーで拾える時期ってとても短く、非効率なんです。ただその短い時期だけはめちゃ強いルアーになります。

なぜポッパーなのか?なぜペンシルなのか?その辺の理論的な説明をしてあげたら驚いてました。チヌTOPの歴史は広島の方が長く、獲ってる魚の数も比べようもない程多いのでカラー情報も含めて全てのデータは揃ってました。

私が広島に来たのが1999年なので、私のチヌTOPゲームの歴史は20数年と短いです。それでも経験値は途方もないというか、仲間達も含めて相当掘り下げました。頭で汗をかくってヤツですね。


同じ浜名湖産(笑)でジップベイツの鳥居さんが監修したザブラポッパー。直進性に優れた超優秀なポッパーですね!


確かこれも浜名湖産?ガッツリ付いたチヌの歯型が映えます(笑)結構釣れたポッパーでしたよ。

って事で私もポッパー作れって当時契約していたメーカーから言われたんで、一応作る事になったんですが、私はポッパーの時期が短いのが嫌だったので、ペンシル兼用出来る「ペンシルポッパー」を作る事にしました。


廃番になっていたティムコ社のバス用ルアーを改造して作ったのが・・


ブラックペッパー
その飛距離は今で言うライザーベイト級の超絶飛距離(笑)ペンシルのようなテーブルターンに優れ、同時にポッピングアクションも出来るどっちつかずの(笑)ペンシルポッパー。市場はポッパーを求め、私はペンシルの時代がそれを凌駕する時が来ると読んでたのに・・まあ・・逆らえません。


とにかく飛距離が出るということはチヌを追わす距離を長く取れるってことです。つまりバイト数を増やしてヒットへ持ち込む確率を上げるって話。猜疑心の強いチヌを仕留めるには今も昔も変わりません。

チヌをTOPで狙う際のキモって皆さんお分かりでしょうか?

それはペンシルだとかポッパーだとかではなく・・

「スピード」なんです。

全ては「スピード」が優先です。

「スピード」ありきでアクションを設定し、追わせる距離を稼ぐ・・

 

ではこのポッパーよりももっと前・・ペンシルでチヌを釣るという時代へ遡って見ます・・


夏のある時期・・ポッパーのスピードがめちゃ効く時があります。

 

続く。