UK SHADWORMを語ろう〜模索編〜

お知らせ

マルジン最初のプロダクトであるUK SHADWORMと専用ジグヘッドであるUK JIGHEAD。(物流の結果、UK SAPPAが先に入荷しちゃいましたが・・)

会社員時代、いつか自分で会社を起こした時に発売したいと考えていたルアーなんですが、まだこの時点ではその「いつ?」は全く決まってませんでした(笑)

以前にも書いたんですが、あくまでも会社員なので釣り業界には深く関わらないようにしていましたから。業界の常識や慣習も全く分からなかったのでイチから勉強する必要があるんじゃないかな?と思っていたからです。

ちなみにシマノで営業職として雇ってくれないかなあ、、なんてある方に相談したんですが、50歳過ぎなんで無理でしょうねって言われ、シマノへの就職は諦めていました(笑)

退職が決まり、引き継ぎの終了した2月。4月に退職するまでの間、めちゃ暇な時間が出来てしまいました(笑)

左肩のリハビリ中で釣りも出来ませんから・・京都のマンションに閉じこもってルアー製作に勤しんでいました


ジグヘッド挿入型(交換式)のアイデアは完成していましたが、挿入方法に四苦八苦しました。今の形にたどり着くまでに様々なデザインを起こしましたが、最終的に中空デザインで下部全部から挿入する方法に行き着きます。ただご覧の通りジグヘッドは迷走中。何せスラローム型のワームからスタートしたので。


結構有望だった上部中央から挿入する案


実際作ってみましたが強度の問題(今思えば強度が上がれば上がるほど儲からない方式を模索していた事に・・)でサンプルも作りましたが却下に。ワームなんだから2〜3本釣れば壊れる・・位が良かったかも?(笑)


結果的に今の形で決定したのは3月中。サンプルも上々でこりゃ釣れるなっていうのがヒシヒシと伝わってきました。ここからガンガンに釣り込んでいき、核心に変わっていきます


良しっ!とここで思い切って金型製作に取り掛かりますが、全部自腹です。それでもGWになって京都のマンションを引き払い、広島へ戻った時にひとつの決心をします。それが・・会社を起こそう!です。


国内の工場ではこの複雑な形状と塗装が単純なモノしか作れない事もあり結局海外の工場で作る事に。コレは最初の金型サンプル。手作りサンプルから強度は2倍以上になりました(笑)


今でも忘れない、羽田空港のロビーで初めて対面した塗装された金型サンプル。衝撃の完成度です(自画自賛)。


ここで手作りから製品版でのテストがスタートしました。

怒涛の釣果に大満足!そして10月の発売に向けていよいよ始動です!

 

製品金型サンプルでの釣果編へ続く、、、、